昨日(日本時間の本日早朝)のFOMCでは、政策金利を0.25ポイント引き上げることが決定した。
- 労働市場は緩やかなペースで拡大しており、今後一層拡大ペースは上がってくると見込んでいる
- 雇用は堅調、失業率は低下
- 個人消費は上昇傾向だが、企業の設備投資は軟調な状態が継続
- インフレ率は上昇しているが未だ2%に届いておらず、まだ低い水準にとどまっている
- 経済の短期的リスクは均衡している
- 金融政策のスタンスは引き続き緩和的
- 今後のFF金利はデータに基づいて決定されていく
イエレン議長らしく、長短織り交ぜての非常にバランスのよい発言内容だと思う。
市場に大きな期待も失望感も抱かせないような配慮がなされている。
黒ちゃんのやり方とは真逆だな(俺は決して黒田総裁のやり方を否定しているわけではない)。
ただ、前回に比べて随分とタカ派的な内容になっている。
ただ、前回に比べて随分とタカ派的な内容になっている。
市場では来年の利上げ回数を2回から3回と見ているようだ。
(ドットチャートでは来年の利上げ回数は増加している)
また、イエレン議長は来年の利上げ予想回数を3回としている。
(ドットチャートでは来年の利上げ回数は増加している)
また、イエレン議長は来年の利上げ予想回数を3回としている。
今回のFOMC後に若干利上げ回数の期待値が上がっているような感じだな。
しかし、これも全てトランプ政策によって変わる。
トランプが実施すると言っている政策を本当に実施したら、かなりの財政出動が必要となり、インフレ圧力は高まる。
その場合、FOMCは利上げペースを上げることになる。
トランプが実施すると言っている政策を本当に実施したら、かなりの財政出動が必要となり、インフレ圧力は高まる。
その場合、FOMCは利上げペースを上げることになる。