2016年12月12日月曜日

NY金~12月利上げ後、米10年債利回りは下落するのか?

つい先ほど、米10年債利回りが2.5を突破した。

現在、2.508となっている。

2.5は2014年の11月に付けて以来なので、実に2年ぶりだ。

米10年債利回りの値と金価格は反比例の関係にあるので、このことは金価格へのさらなる下押し圧力が強まっていることの証左である。

それでは、チャートを見てみよう。


2.6あたりまで抵抗帯がないので、テクニカル的にはすんなり2.6はタッチしそうな勢いだ。


さて、2日後にはFOMCがある。

市場は利上げを完全に織り込んでいる。


昨年12月の同時期を見てほしい。

利上げ後に米10年債利回りは結構な勢いで下落している(矢印)。

もし、昨年と同じ反応をするならば、今回もFOMC後に徐々に下落に転じると考えられる。

(金チャートを見ればわかるが、それと反比例するように金価格は上昇している)


しかし、果たしてそうなるだろうか?

昨年と決定的に違うのは、1月20日にトランプ政権が誕生するという点だ。

さらに、昨年の12月には「もうしばらく利上げはないよな」という雰囲気が市場を支配していた。


市場の関心は来年の利上げ回数に移っている。

そして、大方、複数回の利上げを見込んでいるのだ。


これらのことを鑑みると、俺はFOMC後もそれほど米10年債利回りは下落しないのではないかと見ている。

一時的な下落はあっても、すぐに持ち直して上昇に転じるのではないだろうか?

金にとってはまだまだ苦しい局面が続きそうだ。


追伸;毎年恒例の【今年の漢字】になぜか「金」が選ばれている(笑)。



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