2016年10月5日水曜日

重要!:金のトレーディング戦略~過去チャートから学ぶ

まずはこちらの日経新聞の記事を読んでほしい。

米市場、12月利上げに傾斜 雇用拡大で長期金利急上昇 




これは昨年11月7日にアップされた記事である。

11月6日(金)に米雇用統計が発表され、それを受けての記事だ。

この月の雇用統計はかなり強い内容だった。

そのため、12月の利上げがかなり織り込まれてきている。

記事では、

「12月利上げ」の市場参加者の織り込み具合は、前日の58%から70%に上昇した。

と書かれている。

58%というのは、ちょうど現在の織り込み具合と同じ。

そして、俺が前々から利上げ織り込み70%を基準にしているのは、これを目安にしているためだ。


また、

BNPパリバとバークレイズは6日公表したリポートで、これまで年明け3月としていた利上げ開始時期を今年12月に前倒しした。バークレイズは変更の理由として「労働市場が8月、9月の減速から立ち直った」ことを挙げた。


ともある。


2015年も8月、9月の労働市場は減速気味だったな。



それでは、昨年の年末の今頃のチャートを見てみよう。

これは日足チャートだ。




そして、下の表は2015年と2016年の米雇用統計。




ちなみにこれは失業率。




2015年の9月の雇用統計は弱い数字となっている。

そのため、利上げ観測後退により10月2日の金価格は上昇している。

その後、11月7日(27.1)、12月2日(21.1)と強い数時になり、12月16日のFOMCで利上げが決定される。

つまり、昨年は12月の直近2か月の雇用統計が改善されたことで、12月の利上げが決定されたことが伺える。

それぞれの日における、金価格の動きを見てくれ。

10月2日は金価格は大きく上昇していているが、11月7日、12月2日と共に利上げ観測が織り込まれたことにより、急落しているのがわかる。

12月2日と12月17日の金価格がほぼ同値であることから、市場は2日の時点で利上げは確実にあると織り込んでいたのだ。

そして、利上げ後は若干のアップダウンはあるものの、金価格は急上昇している。


今年の12月に利上げがあるならば、おそらく似たような価格推移をたどると思われる。

従って、もし金を買うならば、12月の利上げ決定後ということになるな。


チャンスを待って、そこで大きくポジションを取る。

今はそれを虎視眈々と待つのみである。





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