2016年9月10日土曜日

これから年明けまでのゴールドトレーディング指南

昨晩、ボストン連邦準備銀行のローゼングレン総裁が講演で「緩やかな金融引き締めが適切である可能性が高い」と発言。



これを受けて、NYダウは爆下げ。

そして、金価格も大きく下げて、現在1327ドル。


それにしても、今回のNYダウの反応は大きかった。

最近もタカ派発言が散発していたが、ここまで大きな反応はなかったよな。

これは、ローゼングレンがハト派だからというのが大きい。

ハト派の彼がタカ派的発言をしたことに、マーケットは大きな反応を示したというわけだ。

しかし、これで9月利上げの織り込み度が増したわけではない。

俺も9月利上げはないと見ている。




これから、9月21日のFOMCまでは、こんな感じでマーケットは敏感に反応していくことだろう。

タカ派的発言はゴールドトレーダーにとっては、最高のチャンスだから、それを見逃すことのないようにしたい。

週明け12日には、FOMCのブレイナード理事の講演がある。彼はハト派だが、タカ派的発言をすると思われる。

すると、今回と似たような反応になるだろう。


それにしても、全体的にはタカ派発言が増えているような感じだ。

これは、9月ではなく12月の利上げに向けての準備ととらえた方がよいだろう。

昨年12月の利上げ前の織り込み度は確か70%を超えていた。

イエレン議長はマーケットとの対話を重視しているので、もし12月利上げならば織り込み度は70%程度を目安にしているはずだ。


ということは、9月21日に金価格は急騰した後、年末に向けて徐々に値を下げていく。

そして、12月に爆下げというのが、俺が今考えているシナリオだ。

年明け以降は利上げ観測が後退する。

従って、ここからは押し目をひたすら買っていけばよい。

つまり、今年最大の買い場は12月の利上げ直後ということになる。


まとめると、こんな感じだ。


  1. これから9月21日までは、押し目買い
  2. 9月21日から12月FOMCまでは、戻り売り
  3. 12月FOMC以降は、押し目買い

ただし、長期的には押し目買い。

従って、2つ目の戻り売りは、お勧めしない。

以上。



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