2019年4月7日日曜日

2019年4月5日の米雇用統計からわかること

昨晩発表があった米雇用統計は、良好な結果となった。

発表を受け、NYダウは上昇したが、一本調子で上値を追う展開にはなっていない。

史上最高値に近づくにつれて、徐々に売り圧力が増しているようだ。

それでは、まずは米雇用統計の結果を見てみよう。




  • 3月の非農業部門雇用者数=+19.6万人
  • 2月の改定値=+3.3万人
2月から回復基調を取り戻してきており、先行きの景気後退懸念が多少和らいでいる。

3月の非農業部門雇用者数は+19,6万人となっており、悪く無い数字である。しかし、賃金の伸びが先月に比べ鈍化している。

また、FRBは年内の利上げはしないことを明言しており、低金利の長期化が予想される。さらにインフレの兆候もなく株にとって適温相場となっている。


米10年債利回りも昨晩の雇用統計の結果を受けて、さらに下落している。

ただ、NYダウは前日比+40ドルとなったが、限定的な反応に留まっている。





米中貿易摩擦とシステム誤作動問題の影響で未だにボーイングが冴えない。


NYダウの上値を重たくしている要因となっている。

S&P500も順調に上値を伸ばしている。




唯一の気がかりは、VIX(恐怖)指数である。


上のチャートを見てもわかるように、VIX指数はかなり低い水準となっている。それだけ、市場が楽観的になっている証左である。


しかし、大口投機筋による売りポジションが14万枚以上に膨れ上がっており、彼らが買い戻しに動けば相場が逆回転し始めるだろう。

雇用統計後の市場の反応は、概ね『好感』しているが、NYダウの動きを見てもわかるように限定的であることは確か。

今一つ方向感に欠けるように思える。

週明けのアメリカ市場は、最高値をうかがう動きになると思われるが、いつ何時大きな調整が起こってもおかしくない状況である。

また、現在の世界市場はアメリカ以外は「緩和的」である。これで、アメリカの金利政策がさらに一歩推し進めたならば、『緩和バブル』が起こるだろう。

トランプがFRBに対して「利下げ」を求める発言をしていること。
さらに「量的緩和」も要求している(詳細は上の記事に)。

取り急ぎ。




【昨日のトレード結果】
  • WTI原油;ノートレ
  • NY金;ノートレ

【現在のポジション】
  • WTI原油;ノーポジ
  • NY金;1241L×100、1243L×75
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