ブレグジットが混迷を極めている。
昨日(27日)イギリスのメイ首相は、離脱の協定案が可決されるなばら、首相を辞任することを表明した。
しかし、議会での支持は伸び悩んでいる。
そもそも、メイ首相はEU残留派である。にも関わらず、ブレグジットのために粉骨砕身、身を挺してEUとの交渉に当たっている。
離脱協定案は今まで2回採決され、2回とも否決されている。
今週中に3回目の採決が行われる予定である。
メイ首相は3回目の離脱協定案可決と引き換えに、自らの進退を賭けたわけである。
しかし、民主統一党(DUP)は、メイ首相が辞任する場合でも離脱案は支持しない旨、意思表明している。
ちなみに、この離脱協定案はEUとは既に合意済みであるため、英議会で可決されれば、そのままブレグジットとなる。
その場合、5月22日までにイギリスはEUから離脱することが決まる。
もし、可決されない場合、4月12日が離脱の期限だ。イギリスは4月12日までに新方針をEUに提案する必要がある。
万が一、イギリスがノーアクション(あり得ないが)の場合、「合意なき離脱」となる。
今後のシナリオを時系列でまとめると以下のようになる。
昨日(27日)イギリスのメイ首相は、離脱の協定案が可決されるなばら、首相を辞任することを表明した。
しかし、議会での支持は伸び悩んでいる。
そもそも、メイ首相はEU残留派である。にも関わらず、ブレグジットのために粉骨砕身、身を挺してEUとの交渉に当たっている。
離脱協定案は今まで2回採決され、2回とも否決されている。
今週中に3回目の採決が行われる予定である。
メイ首相は3回目の離脱協定案可決と引き換えに、自らの進退を賭けたわけである。
しかし、民主統一党(DUP)は、メイ首相が辞任する場合でも離脱案は支持しない旨、意思表明している。
ちなみに、この離脱協定案はEUとは既に合意済みであるため、英議会で可決されれば、そのままブレグジットとなる。
その場合、5月22日までにイギリスはEUから離脱することが決まる。
もし、可決されない場合、4月12日が離脱の期限だ。イギリスは4月12日までに新方針をEUに提案する必要がある。
万が一、イギリスがノーアクション(あり得ないが)の場合、「合意なき離脱」となる。
今後のシナリオを時系列でまとめると以下のようになる。
- 4月12日までに離脱協定案の再採決
- 離脱協定案が可決された場合
5月22日まで離脱を短期延長し、その後すみやかにブレグジット - 離脱協定案が否決された場合
離脱は長期延長モードへ
ただし、今のイギリス議会は、メイ首相が辞任を賭しても、代替案を提案しても、全て否定されている。
今回の再採決も否決される公算が高いと見ている。
その場合でもメイ首相は辞任に追い込まれるかもしれない。そうなると、離脱強硬派から新たな首相が選出されるかもしれない。
また、EU側がしびれを切らして「合意なき離脱」へと突っ走る可能性も出てくる。
そうなると、EU発の金融危機が勃発ということになる。
今から、いろいろなシナリオを想定しておき、対応をあらかじめ決めておくことにする。