2019年3月29日金曜日

イギリスのEU離脱(ブレグジット)を巡る今後のシナリオについて

ブレグジットが混迷を極めている。

昨日(27日)イギリスのメイ首相は、離脱の協定案が可決されるなばら、首相を辞任することを表明した。

しかし、議会での支持は伸び悩んでいる。

そもそも、メイ首相はEU残留派である。にも関わらず、ブレグジットのために粉骨砕身、身を挺してEUとの交渉に当たっている。






離脱協定案は今まで2回採決され、2回とも否決されている。

今週中に3回目の採決が行われる予定である。

メイ首相は3回目の離脱協定案可決と引き換えに、自らの進退を賭けたわけである。

しかし、民主統一党(DUP)は、メイ首相が辞任する場合でも離脱案は支持しない旨、意思表明している。

ちなみに、この離脱協定案はEUとは既に合意済みであるため、英議会で可決されれば、そのままブレグジットとなる。

その場合、5月22日までにイギリスはEUから離脱することが決まる。

もし、可決されない場合、4月12日が離脱の期限だ。イギリスは4月12日までに新方針をEUに提案する必要がある。

万が一、イギリスがノーアクション(あり得ないが)の場合、「合意なき離脱」となる。

今後のシナリオを時系列でまとめると以下のようになる。

  1. 4月12日までに離脱協定案の再採決
  2. 離脱協定案が可決された場合
    5月22日まで離脱を短期延長し、その後すみやかにブレグジット
  3. 離脱協定案が否決された場合
    離脱は長期延長モードへ

ただし、今のイギリス議会は、メイ首相が辞任を賭しても、代替案を提案しても、全て否定されている。






今回の再採決も否決される公算が高いと見ている。

その場合でもメイ首相は辞任に追い込まれるかもしれない。そうなると、離脱強硬派から新たな首相が選出されるかもしれない。

また、EU側がしびれを切らして「合意なき離脱」へと突っ走る可能性も出てくる。

そうなると、EU発の金融危機が勃発ということになる。

今から、いろいろなシナリオを想定しておき、対応をあらかじめ決めておくことにする。




【本日のトレード結果】
  • WTI原油;ノートレ
  • NY金;ノートレ

【現在のポジション】
  • WTI原油;ノーポジ
  • NY金;1241L×100、1243L×75、1310L×50、1313L×50、1317L×100、1316L×100、1306L×100、1307L×100、1315L×50
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