2018年3月4日日曜日

ファンダメンタルズ~トランプの自爆発言の波紋

トランプ大統領が鉄鋼に25%、アルミニウムに10%の輸入関税をかけるという発言が、市場に大きな影響をもたらしている。

この発言を受け、市場は大混乱。



NYダウは大きく崩れ、木曜日からさらに70ドルの下落(画像はヤフーファイナンスより)。





週末の3日間で1300ドル程度下落している。

NYダウ4時間足チャート。



そして、その影響は週明けにはさらに拡大することは確実だろう。

EUは早速対抗措置を取り始めており、米国製品への関税を上げる製品をリストアップ済みだ。

以下ロイターより抜粋。

リストには自動二輪のハーレー・ダビッドソンからバーボン・ウイスキーに至るまで広範な品目が含まれている。

「われわれは米国と理に適った関係を構築したいが、現実から逃げるわけにはいかない」とし、「ハーレー・ダビッドソン、バーボン・ウィスキー、ジーンズなどに輸入関税をかける」(ユンケル欧州委員長談)。

米国の輸入関税がEUの鉄鋼に完全に適用された場合、EUは総額28億ユーロの米国からの輸入に25%の関税をかける可能性がある。

内訳は鉄鋼関連、他の工業品、農産品がそれぞれ3分の1ずつになるとみられるが、品目のリストは来週、承認のためEU加盟国に提示される。

「再均衡化」に向けた措置は向こう3カ月以内に導入される必要がある。





もしトランプがこのまま突っ走ったとしたら、NY市場はここからさらに暴落するだろう。

その場合、NY金のトレード戦略も変わってくる。

WTI原油は下落の勢いが加速するのではないだろうか。

(最近の原油価格はダウと連動している傾向があるため)

【現在の保有ポジション】
  • WTI原油;ノーポジ
  • NY金;ノーポジ


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