2017年9月15日金曜日

WTI原油~一時50ドル超えも引けで失速

原油は久しぶりに一時50ドルを超える場面もあった。

しかし、引けにかけ失速。



終値は50ドル割れの49.69ドルとなっている。


【テクニカル】
IEA発表の原油需給見通しに反応した形での上昇となっている。

しかし、実際に原油需給バランスが正常化したということはなく、単なる思惑による上昇に過ぎない。

50ドルを明確に上に抜けてくるためには、『事実』が必要である。

原油を取り巻く原油環境の『事実』は依然厳しい。

ここのところ、中国の原油需要が急激に減少している。

さらに中国は将来的にガソリン車の廃止を検討中だ。

今後、中国のガソリン需要は今後同じ水準を維持するどころか、減少していくと考えるのが妥当である。

また、中国と並んで原油需要の大きいインドに至っては、既に数年後を見据えてガソリン車を廃止することになっている。

従って、今後も50ドル超えは非常に難しく、近い将来原油価格は40ドル以下で安定してしまう可能性が高い。


【テクニカル】
まずは日足チャートを見てみよう。


節目としていたトレンドラインを一時上に抜けてきている。

これは見切り決済のサインではあるが、まだショートポジションはホールド中である。

破線で示してあるラインに注目して欲しい。

昨晩はこのラインで上値を抑えられ、大きな上髭を付けて下落に転じている。

このラインはレジスタンスとして強く機能しているのがわかる。

ここをロスカットポイントに置いている。

次に4時間足チャート。



破線で囲ってある過去のボックス圏の上限に到達している。

やはり、ここを上に抜けてくるようなら一旦LCが良いだろう(長期的には下落トレンドであるが)。

現在の原油価格は全く方向感がない値動きである。

こういう局面では短期目線でトレードをすると必ずやられてしまう。

注意したい。


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