原油は今のところ上伸している。
ここで重要なのは、「原油価格がOPEC減産に反応しなくなっていること」と「供給側(OPEC)ではなく需要側の動向を注視すべきだ」ということだ。
現在46.62ドル。
4時間足チャート。
戦略は今朝の記事で解説した通りである。
つまり、トレンドラインにタッチして反転したところを売り増しである。
ただ、ここは軽々と上に抜けていく可能性もあるので、小さ目のロットでのエントリーにする予定だ。
ところで、ブルームバーグに興味深い記事を見つけた。
これだ。
この記事のメイントピックは、中国石油化工が今夏の石油処理量を1か月あたり100万トン削減するということだ。
つまり、この記事が事実であれば、原油価格の上値はさらに重たくなるということ。
しかし、この記事中のアナリストによる現在の原油価格動向に対する見解が、今のオイルトレーダーの多くが感じているものであることに注目して欲しい。
それは以下の通り。
「原油市場はOPEC減産のニュースに反応しなくなっているようだ。つまり、通常、相場を左右する供給サイドのニュースがかつてほどの影響力を持たないということだ」
「いまは需要サイドに注目すべき時だ。需要サイドでは中国の燃料需要が後退しており、これは原油相場が低水準により長くとどまり得ることを基本的に意味する」
ここで重要なのは、「原油価格がOPEC減産に反応しなくなっていること」と「供給側(OPEC)ではなく需要側の動向を注視すべきだ」ということだ。
さらに付け加えるならば、「米シェールオイル(リグ稼働数)には原油価格は強く影響を受けている」ことだろうか。
取り急ぎ以上。