相場における値動きというのは、相場参加者つまりトレーダーの心理状態を如実に表している。
相場心理を理解するためには、人間の心の奥底に潜んでいる感情を理解しないわけにはいかないのだ。
この心の奥底に潜んでいる心理を突き詰めていくと、二つの感情に集約されてしまう。
それらは、欲と恐怖である。
相場心理を理解するためには、人間の心の奥底に潜んでいる感情を理解しないわけにはいかないのだ。
この心の奥底に潜んでいる心理を突き詰めていくと、二つの感情に集約されてしまう。
それらは、欲と恐怖である。
- 欲
- 恐怖
そして、これら欲と恐怖の根底にあるのが、自分への執着心、つまり自我である。
従って、自我があるから欲と恐怖が生じるとも言えよう。
つまり、我々トレーダーは欲と恐怖との闘いをしていることになる。
しかし、根源的な心であるため、殆どのトレーダーはそれに抗うことができない。
欲と恐怖に負けてしまうのだ。
これが、90%のトレーダーは遅かれ早かれ退場する理由である。
10%の勝っているトレーダーは、そういう意味では非常に特殊である。
「無欲の勝利」などとよく言うが、おそらく勝っているトレーダーはそれほど勝ち負けにこだわっていないと思われる。
なぜなら、欲が強ければ負けてしまう可能性の方が高いからである。
そうい意味で相場というのは何とも皮肉な世界だ。
「勝ちたい」と本気で思っている人間が負け、「勝てなくてもいいよ」と言っている人間が勝ち残っているのだからな。
だが、相場で生き残っていくためには、上で指摘したような『心の問題』をある程度解決しておく必要がある。
そもそも、相場に参加している動機が「金を稼ぐ」という欲から始まっているので、この心の問題を解決するというのは、一筋縄ではいかないな。
何とも悩ましい問題である。
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