昨晩のイエレン議長の講演に対するマーケットの反応は、限定的だったな。
特に真新しい内容はなかった。
金価格も発表前の水準に戻っている。
これで、今は8月の米雇用統計にマーケットの注目は移った形だ。
ところで、アメリカは早く利上げをしたくて仕方がない。
しかし、すでにそのタイミングは逸してしまった。
だから、次回の利上げはかなり強引に行われるはずだ。
もし利上げがあったとしても、それが最初で最後の利上げ(しばらくは)となる。
アメリカが利上げをする根拠としているものには二つある
一つはCPI(インフレ率)。
もう一つはGDPだ。
これは直近12か月のCPIのグラフだ。
ご覧の通り1%を割り込んでいる(太線)。
食品とエネルギーを除いたCPIは、かろうじて2%になっているが、これもこれから下げていくと思われる。
なぜなら、原油価格が年末にかけもう一段の下落がありそうだからだ。
原油価格は35ドル程度まで下落する可能性がある。
一方、GDP値だが、前年同期比で1.23%となっている。
これは、FEDにとってはかなり塩梅のよくない数字だ。
そして、これから年内に発表されるGDP値は、おそらくそれほど芳しくないものになるだろう。
この状況でもしFEDが利上げに踏み切るとしたら、その最後のチャンスは12月以外にはない。
そして、12月になければ、もうしばらく(数年)FEDは利上げをできなくなることだろう。
特に真新しい内容はなかった。
金価格も発表前の水準に戻っている。
これで、今は8月の米雇用統計にマーケットの注目は移った形だ。
ところで、アメリカは早く利上げをしたくて仕方がない。
しかし、すでにそのタイミングは逸してしまった。
だから、次回の利上げはかなり強引に行われるはずだ。
もし利上げがあったとしても、それが最初で最後の利上げ(しばらくは)となる。
アメリカが利上げをする根拠としているものには二つある
一つはCPI(インフレ率)。
もう一つはGDPだ。
これは直近12か月のCPIのグラフだ。
ご覧の通り1%を割り込んでいる(太線)。
食品とエネルギーを除いたCPIは、かろうじて2%になっているが、これもこれから下げていくと思われる。
なぜなら、原油価格が年末にかけもう一段の下落がありそうだからだ。
原油価格は35ドル程度まで下落する可能性がある。
一方、GDP値だが、前年同期比で1.23%となっている。
これは、FEDにとってはかなり塩梅のよくない数字だ。
そして、これから年内に発表されるGDP値は、おそらくそれほど芳しくないものになるだろう。
この状況でもしFEDが利上げに踏み切るとしたら、その最後のチャンスは12月以外にはない。
そして、12月になければ、もうしばらく(数年)FEDは利上げをできなくなることだろう。