金価格は1306ドルまで下落した後、現在1310ドルまで反発している。
やはり、1305ドル付近は強いサポートとして機能している。
金価格に影響を及ぼす指数にはいくつかあるが、その中でもダイレクトに影響を及ぼすものが以下の2つである。
やはり、1305ドル付近は強いサポートとして機能している。
金価格に影響を及ぼす指数にはいくつかあるが、その中でもダイレクトに影響を及ぼすものが以下の2つである。
- 米長期債利回り
- ドル指数
従って、金先物取り引きを行うのであれば、これら2つのチャートは常にチェックしていなければならない。
NY金先物+米10年債利回り
これはNY金先物チャートに米10年債利回りを同時に表示させたものである。
同時に表示させることで、これら2つの値動きの相関関係がより明確になる。
青矢印で示してあるのが米10年債利回りの推移だ。
2月5日を境に米10年債利回りが急落している。その後、低位でレンジを形成している。
一方、金価格は上昇しているが、それほど急進しているわけではない。つまり、米10年債利回りの上昇に対して、金価格の上値は徐々に重たくなっている。
そして、直近の数日は米10年債利回りは下落。しかし、金価格も下落している。通常、米10年債利回りと金価格は逆相関するので、これは通常のパターンではない。
次にNY金先物チャートにドル指数を同時に表示させてみる。
NY金先物+ドル指数
現在、ドル高になりつつある状況である。
(ちなみに、3月1日午後7時46分現在、ドル円は111.85円まで上昇している)
チャート上、青矢印がドル指数の推移を示している。
やや右肩上がりになっているが、まだ初動の段階。確かにドル高に傾いているが、それに比して金価格の下落が大き過ぎる。
ドル指数も金価格と逆相関する。
今後の展開について
つまり、現在の状況はドル指数、米10年債利回りの値動きに対する金価格の下落幅がやや大きい印象である。つまり、やや違和感がある展開となっている。
今後の展開としては、以下の可能性が考えられる。
- このままNY金の下落トレンドが継続し1300ドル割れ(この場合、我々が知らない何らかのインサイダー情報が漏れている可能性がある)
- 現況の修正が働き、1305ドルを手前に金価格の下落がストップ
後者の場合、もちろん買い増しである。
前者のインサイダーは、アメリカの金融政策に関するものなのか?。まさかの利上げ再開なんてないよな・・・
とりあえず、終値ベースで1305ドルを維持できるかどうかが今夜のポイントだ。
とりあえず、終値ベースで1305ドルを維持できるかどうかが今夜のポイントだ。