2018年12月8日土曜日

ファンダメンタルズ~OPEC原油協調減産決定でも原油価格の上値が重たい理由

昨日のOPEC会議において、原油の協調減産が決定されたにも関わらず原油価格が上がってこない。

その理由はアメリカの原油生産量が急増していることにある。



まずは以下のソースを読むことをお勧めする。





アメリカではシェールオイルの増産が続いていたが(特にバーミアン地区)、唯一の問題が採掘した原油の輸送問題であった。

しかし、最近、原油輸送に関する問題が解決したようで、これからアメリカは第原油輸出国へと変貌してくことが決定的となった。

(現にアメリカの原油輸出量は輸入量を上回っている)

来年はその規模がさらに拡大すると予想されており、これが原油価格の上値を重たくしている要因である。

これで、今までOPECによって牛耳られていた原油市場が、アメリカにその支配権が移ることになった。

トランプは再三に渡りOPECに対して「原油価格が高すぎる!」と圧力をかけてきたが、もうその必要もなくなってしまった。

上のソースによれば、来年はさらにアメリカからの原油輸出量が増えるそうだ。

市場予想では2020年ころになると言われていたのが、1年早まることになる。

アメリカが原油の覇権を握ることで、さらにアメリカ一人勝ちの様相が強まることが確定した。



全てがトランプの思うつぼになっていることに、若干苛立ちを覚えている(笑)。

アメリカ最大のシェールオイル生産地は、バーミアン油井だ。

数年前まで採算ラインは50ドル~60ドルであったが、今やそれが30ドル近辺にあると言われている。

原油価格が30ドルまで下落しても採算がとれるまでに採掘効率が上がっているのだ。

従って、トランプが望めば、原油価格は30ドルまで下落することになる。

原油市場は大きな転換点を迎えている。

取り急ぎ。






【昨日のトレード結果】
  • WTI原油;ノートレ
  • NY金;ノートレ

【現在のポジション】
  • WTI原油;ノーポジ
  • NY金;ノーポジ

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