NY金価格見通し～半年後に1350ドル

NY金は1200ドルが意識される展開となっている。

買いポジションを持っている人にとっては、非常にナーバスな状況だな。



1200ドル台前半にはかなり強力はサポートがあり、ここを破るのはかなりのエネルギーが必要とされるはずだ。

それだからこそ、1200ドルを割ったら、その勢いはしばらく止まらないだろう。ストップロスを巻き込み50ドルは楽々と下落するかもしれない。

週明けは果たしてGUして始まるのか、それともさらなるGDが待ち構えているのか・・・。全く予測がつかない。

しかし、いくらかはトランプショックが冷めてくるころだと思う。


これからの時期、インドや中国ではゴールドの実需が高まる。それも金価格の上げ圧力になるはずだ。


さらに、欧州では未だトランプへの警戒感は強い。

そして、イタリアやフランス、ドイツなどで台頭し始めている極右政党に対する警戒感もある。

このことも金価格を押し上げる要因となる。


トランプの経済政策は、公共投資の増大がメインである。

それは財政赤字の拡大を引き起こす。

その思惑が現在の長期金利上昇を引き起こしているのだが、それは同時にインフレも引き起こす。

長期金利の上昇はゴールド価格にとっては下押し圧力となるが、インフレは押し上げ圧力となる。

これから、長期金利とインフレ率の綱引きとなるだろう。





また、UBS Wellness Management Researchの今後6か月から12か月の金価格の見通しを1350ドルと予測している（あくまでも目安だが）。

さてさて、週明けの金価格はどうなるのか・・・

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