Brexitと大統領選のドル円価格変動比較

Brexitの時と今回の米大統領選におけるドル円の価格変動について見てみよう。

まずはこちらを見てほしい。

ドル円の日足チャートである。

まずはBrexitの時のドル円の反動幅だが、約8円ほどある。

そして、今回の米大統領選は（現段階で）6円。

同程度のショックがあったと仮定すると、週明けにドル円ももう少し上昇する可能性がある。

Brexit程度であれば、後2円ほど円安が進む。


次にその後の反応である。

Brexitの2週間後には、ドル円は100円程度まで円高が進行している。

これまた大統領選後も同じように反応するのならば、再来週には101円半ばまで円高に逆戻りするということになる。

もしそうであれば、ドル安に転換し金価格も上昇に転じるかもしれない。


しかし、Brexitと今回の米大統領選では、市場の反応が異なる（少なくとも現段階ではトランプ大統領誕生は好感されている）ことから、同じように反応するとは限らない。

それは金価格の推移を見てもわかる。

Brexit後は押し目を作りながら、ひたすらアップトレンドを継続していたのに対し、今回は大きく値崩れしているからだ。


いずれにしても、来週、再来週でおおよその方向性は掴めてくることだろう。

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