2017年2月2日木曜日

金価格 vs ドル指数 vs 米10年債

日経新聞の電子版にこんな記事がある。

トランプリスクで金買い 基軸通貨ドル、脅かす米国 


記事の一部に以下のようなくだりがある。

円の対ドル相場は金価格との連動性が強い。とりわけ昨年11月の米大統領選以降の相関係数は0.88とそれ以前の半年間の0.75から上昇した。

「ドル安=金価格上昇」という連動性(逆相関)があるのは、ゴールドトレーダーであれば常識である。

トランプ以降、この連動性がさらに高まっているという内容である。


先日、トランプは日本を名指しして「円安誘導している」と発言し、一時ドル円は大きく円高に傾いた。

トランプがドル安にしたいのは、大統領選時から周知の事実だ。

そして、ここにきてドル安誘導発言である。

しかし、彼のやろうとしている政策は全てドル高にならざるを得ない。

政策を実行しつつ、ドル安にしようというのは、余りにも虫が良すぎないか?

プラザ合意のようなことを彼は望んでいるのか?

いや、そもそも、そんなことをしたら世界経済がとんでもなく歪んでしまうことだろう。


金価格との相関性が強い指数には、米10年債利回りがある。

これも金価格とは逆相関だ。

(米10年債↑→金価格↓)


現時点で2.48ポイント。

最近は2.3~2.7のレンジで動いている。

トランプ政策では上昇圧力が高まる。

俺は10年債利回りのポイントを3.0と考えている。

ここを超えてくると、市場はリスクを意識し始めるだろう。

従って、このレベルになると、必ずしも金価格の下押し圧力が増すということではない。


現在、市場はトランプの一挙手一投足に左右されている状況である。

まだまだ思惑で動いている側面が強い。

こういう時は崩れるのもあっという間なので、十分に注意されたし。


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