2016年11月19日土曜日

WTI原油~OPEC会合までの展開は予測不可能

おはよう!

原油は若干上昇基調にあるが、昨日のボラはそれほど大きくなかった。



早速日足チャートを見てみよう。


3日前に200日MAで反発した後、上昇に転じている。

昨日はアジア時間で若干下げていたものの、アメリカ時間では上げてきている。


次に1時間足。


ボリンジャーの上限で跳ね返されている。

ただ、全てのMAが上を向いているのでアップトレンドであることは確かである。


ファンダメンタルズ的には今月末のOPEC会合が注目されている。

ロイターによると、サウジはイランに日量原油生産量を392万バレルに制限するよう提案している。

これに対するイラン側の反応はまだ伝わっていない。

イランに産油上限提案=OPEC協議-ロイター報道


イランは日量400万バレルの原油生産を目指している。

サウジはイランに対してかなり譲歩してることが伺えるが、これに対してイランがどのような対応をするのかが注目される。

この提案でさらにイランがごねてくるようだと、おそらくサウジは減産協調をご破算にするかもしれない。

その場合、原油価格は40ドルはもちろんのこと、30ドル割れも覚悟しなければならないだろう。


一方、ロシアは今回のOPECでどうしても減産協調しなければならないという感じではなさそうだ。

ちなみに、以下の表は各国の原油価格の採算ラインである。




OPEC会合を前に様々な情報が錯そうしているため、オイルトレーダーにとっては非常にやりにく展開になっている。






現在はテクニカルよりも、ファンダメンタルズに左右されやすい相場であり、原油価格の今後の予測はほぼ不可能と思っていいだろう。

余程のチャンスでない限り、大きなポジションを持つことは手控えた方が良いだろう。

今朝は以上だ。

この後、NY金についてアップするで!

ちょい、待っててや。

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