2016年10月2日日曜日

これからの金の買い場を予測してみる

昨年2015年12月16日にFOMCは9年ぶりの利上げを決定した。

この日の金価格の高値は1078ドル。


そして、翌日12月17日までに金価格は1047ドルへと急落している。

なんと1日で30ドルも値を下げているのだ。

結局、17日をボトムに金価格は爆上げしている。





現在の週足チャートを見てみよう。



現在、フラッグを形成中である。

テクニカル的には、このチャートの場合、フラッグを上抜けする確率が高いのだが、利上げ観測が進んでいった場合、下抜けする。

そして、下に抜ける可能性の方が今は高い。

イメージとしては、ちょうど画像中の矢印で示したような感じだ。

ここの三角を抜けた後は100ドルくらい急落しているな。


もし、現在のフラッグを下抜けて100ドル下落した場合、1200ドルになってしまう。

しかし、昨年と現在では若干事情が異なる。

大きな違いは、翌年の利上げ回数の期待値である。

来年の利上げ回数は2回に引き下げられているので、ここまでの大きな下落は起こらないのではないだろうか。


俺は最大でもこの半分の50ドル程度と見ている。

つまり、今後の金価格の戦略は1250ドルに引き付けて、ロングポジションを積み増ししていくというものだ。

1250ドルというのがポイントだ。


日足チャートでその根拠を説明する。




フラッグのサポートである1308ドルを下抜けした場合、目だったサポートラインはない。

ほぼフリーフォール状態であることがわかる。

つまり、1250ドル~1260ドル辺りのサポートラインまでの下落が期待できるのだ。

赤線の楕円で示してあるところを見ればわかる通りだ。


(しかし、これはあくまでも俺の希望的観測である。従って、ここで書いた通りになるかもしれないし、ならないかもしれない。)



もう少し現実的な戦略としては、1300ドルを割り込んだ辺りから徐々に買い増ししていくというものだ。

しかし、最初は小さく買っていき、値を下げるに従い1回に取る建玉を大きくしていく。



値を下げることがわかっていれば、「そこまでショートで入ればいいのでは?」と思う人がいるかもしれない。

もちろん、それもOKだ。


しかし、アメリカ大統領選挙が控えている。

トランプの支持率が上がれば、金価格も上がっていく。

そして、まさかのトランプ大統領誕生と言うことになれば、金価格は爆上げする。


さらに、俺は未だに12月利上げに懐疑的だ。

イエレン議長は市場対話を大切にするので、利上げの織り込みが進めば、利上げするだろう。

(本気で利上げをするつもりなら、タカ派的発言が増えていくはずだ)

しかし、今後の米経済指標次第というのもある。


ちなみに、現在の12月利上げ織り込み具合は61.6%だ。




徐々にだが上がってきているな。

俺は70%を基準ラインにしている。

昨年末の利上げ前の織り込み具合が70%程度だったからだ。

従って、もしショートで入りたいというのであれば、織り込み具合が70%に近づくまで待った方が良いだろう。

(しかし、俺はショートポジションを持つ気はない)


利益を上げているトレーダーは、ひたすらタイミングを待つ。

無駄なトレーディングは極力しないように努めるものだ。

そして、シナリオ通りのチャンスが到来したら、躊躇なく大きなポジションを持つのである。


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